北陸本線を走る特急

日本海沿いを北東に向かい富山県を貫いて、新潟県の上越市に至る353・9kmの路線だ。
福井市、金沢市、富山市と3つの県庁所在地をはじめ、敦賀市や高岡市など北陸の主要都市を結ぶ大幹線である。

このため北陸本線には、数多くの特急列車が行き交う。
大阪駅発着の特急「サンダーバード」が湖西線経由で金沢駅、富山駅（一部魚津駅）へ。
また名古屋からは東海道本線経由で特急「しらさぎ」が富山駅に乗り入れるほか、米原駅～金沢駅間には特急「加越」が走る。
金沢駅（一部福井駅）からは直江津を経由して上越新幹線の乗り換え駅の越後湯沢駅に特急「はくたか」が、同じく金沢駅から直江津駅経由で「北越」が新潟駅へ通じている。
駅は全部で78駅。

琵琶湖の東岸に位置する米原市は、交通の要衝として発展してきた。
古くは湖上輸送の基地として、また中山道、北国街道の分岐の宿駅として賑わい、現在は東海道本線、東海道新幹線が通じ、そして北陸本線の起点となっている。